そして今年の2位は同率となりましたので、ここで今年のみんなが知りたかった植物第1位2種の発表です。
映えある1位は、クレマチスとヒアシンソイデスでした!
クレマチス |
キンポウゲ科 センニンソウ属
Clematis
昨年は3位、一昨年は2位だったクレマチスが今年は同率1位です。一言でクレマチスと呼びがちな花ですが、園芸品種が多く存在します。バリエーションに富んだ形や色があることで、道端で見かけた大きな花を見てなかなか「これもクレマチス!」と自信を持って同定しづらいところもあってか質問が多い植物となりました。
そして今年もあの変わった痩果の投稿もありました。
ヒアシンソイデス |
キジカクシ科(クサスギカズラ科) ツリガネズイセン属
Hyacinthoides
そしてもう一つの同率1位はヒアシンソイデスでした。釣鐘水仙という別名がふさわしいベル状の花が下向きに成る姿が特徴的です。花の咲く春に公園とかを歩いていると、青々しい葉の間からすくっと立った茎の先に青紫の花が沢山咲いているのに目を奪われる花のひとつかと思います。
ブルーベルという別名があるのですが、色は青や紫のものもあれば、白やピンクのヒアシンソイデスもあります。よく似た仲間にシラー カンパニュラータがあります。こちらは「日本でシラー カンパニュラータとして流通しているものの多くはHyacinthoides hispanicaとHyacinthoides non-scriptaの雑種であるHyacinthoides ×massartiana」のことを指すそうです。
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今年の年間ランキングをおさらいしましょう。
同率1位 | クレマチス |
同率1位 | ヒアシンソイデス |
同率3位 | ルドベキア |
同率3位 | マツバウンラン |
同率3位 | ユキヤナギ |
同率3位 | コマツヨイグサ |
同率3位 | ユウゲショウ |
同率8位 | ガザニア |
同率8位 | エゴノキ |
同率8位 | センダン |
同率8位 | シャリンバイ |
同率8位 | ヒルザキツキミソウ(広義) |
同率8位 | オオアマナ |
でした。これらの後には、シラー ペルビアナ、スパラキシス、ピラカンサ、ツバキ、オルレア、キク、スイカズラ、オオキンケイギク、ツルニチニチソウ、フデリンドウ、ボケ、カワラマツバ、アセビ、ビジョナデシコ、アメリカフウロが次点で続いていました。
今年もお送りしました「2021年みんなが知りたかった植物ベスト10」、もっともっとたくさんの植物にぜひ出合っていただき、何て言う名前なんだろう?と言う時にはエバーグリーン植物Q&Aでぜひご質問ください!来年もたくさんの質問をお待ちしております。
※ランキング決定の条件と定義
- 2020年12月30日〜2021年12月29日中に質問あるいはフォト投稿された植物で、同年12月29日までに同定されたもの、且つ、植物図鑑に紐付けがされたもの(写真が鮮明に写り、図鑑に寄与すると判断されたもの)を対象としています。
- 同じ植物への同一ユーザーの質問は1とカウントしています。
- 管理者アカウントによる追加写真は除いています。