植物図鑑
ツバキ
ツバキ属
ツバキ
学名:
Camellia
〔基本情報〕常緑樹。
葉は互生する単葉で、短い葉柄があります。
葉の縁には鈍い鋸歯があります。
園芸品種が多くあり、花の色や形はさまざまです。
花はふつう冬芽の第一鱗片葉の腋に単生します。
花弁の基部と雄しべの基部が合着しているため、すぽっと抜けるように落花します。
〔来歴〕上代には不老長寿や邪気をはらう力があるとされ、宮中行事や祭礼で用いられました。
奈良時代には栽培されており、室町時代末から茶道、華道などの発達とともに観賞が盛んになりました。
江戸時代中期には数多くの品種が作られました。
また、和歌や絵画などの題材としても多くみられます。
〔栽培〕増殖は実生、挿木、取木によります。
暑さ寒さに強く丈夫です。
日向~日陰まで育ちますが、西日があたる場所や暗すぎる日陰は避けたほうがよいです。
冬の北風も避けます。
水はけがよく肥沃な弱酸性土を好みます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
庭植えの場合は根づいてしまえば、ひどく乾燥しないかぎりは特に必要ありません。
施肥は庭植えの場合は1~2月に寒肥として、鉢植えの場合は9月と花後に緩効性肥料を施します。
また土壌がアルカリ性に偏ったときは生理的酸性肥料(硫安など)を与えるとよいです。
花芽は初夏~夏にできるので、剪定する場合は開花後のなるべく早い時期に行ないます。
病虫害としてはすす病、チャドクガ、カイガラムシなどがあります。
特にチャドクガは触れただけでも皮膚がかぶれるので注意が必要です。
名前
ツバキ(椿)
生活型
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
11月、12月、1月、2月、3月、4月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
直立、分枝
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木、取木
日照条件
日向、日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
酸性
耐候性
耐寒性、耐陰性、耐潮性
用途適性
盆栽、鉢植、生垣、切花、公園・庭園、苔玉、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
すす病
虫害
チャドクガ、カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
上代には不老長寿や邪気をはらう力があるとされ、宮中行事や祭礼で用いられました。奈良時代には栽培されており、室町時代末から茶道、華道などの発達とともに観賞が盛んになりました。和歌や絵画などの題材としても多くみられます。
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19171
検索サイトの検索キー
コメント