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植物図鑑

ミヤマガンショウ

モクレン属 ミヤマガンショウ
学名: Magnolia maudiae

〔基本情報〕
高さ20mほどの常緑高木。
樹皮は淡灰色~灰褐色です。
若い枝や芽、葉の裏面、苞が白粉を帯びます。
葉は互生する単葉で、長さ7~18cm、幅3.5~8.5cmの長楕円形まれに卵状長楕円形となり、革質、表面はやや光沢がある濃緑色、裏面は灰緑色です。
葉の縁は全縁です。
花は葉腋に単生し、径10cmで白色、花被片は9個あって基部がやや淡い紅色を帯びます。
花には芳香があります。
つぼみは褐色の薄い苞に包まれています。
果実は楕円形~卵形の袋果で、熟すと割れて、赤色の種子が顔を出します。

〔利用〕
薬用とされるほか材も有用です。

〔栽培〕
増殖は実生、取木、挿木によります。
寒さにやや弱いので、霜や寒風、強風を避けるようにします。
日向~半日陰で水はけがよく、やや湿り気のある肥沃な土壌を好みます。
乾燥や強い西日を嫌います。
大きく育つため、鉢植えには適さず、十分なスペースが必要です。
成木での移植は困難です。
水やりは夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機肥料を施すほか、花後にお礼肥を与えます。
剪定は好まないので、不要な枝を切る程度にとどめます。
病虫害としてはカイガラムシがあります。

〔備考〕
中国名の深山含笑(shen shan han xiao)を音読みした名です。

名前
ミヤマガンショウ(深山含笑)、ミケリア モウディアエ
生活型
高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
2月、3月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国南部(安徽省南部、福建省、広東省、広西チワン族自治区、貴州省、江西省、湖南省、浙江省南部)
形状
直立
草丈・樹高
20000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
9
花の色
花径
100
花序の長さ
実の色
赤、橙
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐陰性
用途適性
公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
67681
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