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植物図鑑

イチョウ

イチョウ属 イチョウ
学名: Ginkgo biloba

〔基本情報〕高さ30mになることもある落葉高木。裸子植物で雌雄異株です。
老木になると気根が出て、鍾乳石のように垂れ下がります。
葉は長さ10cmの扇形で、長枝では互生して葉の先端が深く2つに裂け、短枝では5~6個が束生して不規則に浅く裂けるかほとんど裂けません。秋には美しく黄葉します。
4~5月に開花します。雄花は短枝に束生し、らせん状につく多数の雄しべのみからなります。雌花も短枝に束生し、長い柄の先につく2個の胚珠からなります。

〔来歴〕ジュラ紀~第三紀にかけて、この仲間の化石が発見されていますが、現存するのはイチョウただ一種であり、「生きた化石」といわれています。日本では室町時代には栽培されていたとされますが、導入の時期はわかっていません。

〔利用〕雌株にはいわゆるギンナンがなり、肉質で臭いの強い外種皮を除去して食用とします。

〔栽培〕増殖は実生、挿木、接木によります。
根が真っ直ぐ深く伸びるため、地層が深く、排水がよい土地を好みます。強健で大気汚染にも耐え、病虫害はほとんどなく、耐潮性、耐寒性があります。樹皮が厚いので耐火性もあります。
萌芽力旺盛で剪定に耐えます。移植も容易ですが、移植後数年は枝や根の伸び方が遅くなります。

名前
イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹)、ginkgo、maidenhair tree
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
4月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
10月、11月
分布または原産地
中国
形状
直立
草丈・樹高
30000mm
葉の形
単葉、分裂葉
葉の生え方
互生、束生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
束生
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐潮性、耐火性
用途適性
盆栽、生垣、公園・庭園、街路樹、
ハーディネスゾーン
6a
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
EN
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21481
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