都内から気軽に行ける秩父!
秩父に行くには、都内から期間限定の「秩父市応援 秩父漫遊きっぷ(2020年8月7日(金)~2021年3月10日(水)」を使えば、往復料金+お土産等で使えるクーポン付きで池袋発なんと1,590円!(お得でしょ)。この切符を使って、西武秩父駅から歩いて行くことができる秩父神社のご神木を紹介しましょう。
秩父神社ってどんな神社!?
秩父神社は、政治・学問・工業・開運の祖神とされる八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、秩父地方開拓の祖神とされる知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)、北辰妙見として鎌倉時代に合祀された天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、昭和天皇の弟宮様が昭和28年に合祀された秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)と御四柱の神々をお祀りしている神社として知られています。
例祭は、かつては旧暦11月3日でしたが、明治の改暦によって12月3日に行われる「秩父夜祭」。能楽を想わせる典雅な神代神楽、勇壮な屋台囃子、豪華な笠鉾・屋台の曳き回し、盛大な打ち上げ花火もあり例年20万人以上の人出がある壮大なお祭りです。
また、中世以来の信仰史のなかでは、武甲山の男神と秩父神社の女神の年に一度の逢瀬の日として知られています。
ご神木はイチョウ
秩父神社のご神木の大銀杏は、樹齢400年。見上げるほどの大きな樹木です。昭和41年9月の台風による名残が幹の中ほどにあるものの、いまでも立派な姿をみせてくれます。
境内には『乳銀杏』も!
秩父神社にはもうひとつ『乳銀杏』と呼ばれるイチョウもあります。秩父宮勢津子妃殿下がお手植えになられたイチョウが、女性のふくよかな乳房のような形に育ったことからこの名で呼ばれるようになったのだとか。ちなみに幹の太い枝の付け根付近から、垂れ下がった部分には多量の澱粉が蓄積されています。また、この乳銀杏は昔から、乳が出ない女性が、乳が出るように願をかけると良いとされています。
季節によってはみごとな菊も!筆者が訪れたこの日は、秩父神社の境内では選抜菊花大会も行われていたので、みごとな菊を愛でることもできました。
- 『秩父神社』:埼玉県秩父市番場町1-3
(グリーンアドバイザー、開運植物文様研究家 藤依里子)