「自粛」もあってなかなか遠出は難しい今日この頃。筆者が現在ステイホームしている場所から比較的近い場所をご案内させていただきます。ちなみに、ご神木とは主に、神体として祭られている樹木や信仰の対象となっている樹木、あるいは神聖視されている樹木などを指すのが一般的です。今回ご紹介するのは、高師八幡(たかしやはた)神社のご神木です。
高師八幡神社ってどんな神社
御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)とされています。この神様は、戦前までは「武神」として崇められてきましたが、戦後は平和主義の影響から教育や縁結びなど「諸願成就の神」とされています。ちなみにこの八幡神社は、全国的にも数が多くその数は稲荷社についで2番目だとされています。こちらの高師八幡神社では、彩色と彫刻が施された社殿をみることができます。高師八幡神社は、長禄2年(1458)に実相寺と共に創建、高師の鎮守とされ、昭和57年に神社庁規範神社に指定されました。
ご神木は、イチョウの木
さて、こちらのご神木はイチョウの木でした。神社のそばにどっしりと根をすえていました。ちなみに、こちらの神社では毎年9月15日の秋季大祭は、茂原八幡神社と高師八幡神社の神輿が集結、激しくももみ合う勇壮な合同渡御を見ることができます。(※2020年の秋季大祭に関して要確認)
- 『高師八幡神社』:千葉県茂原市高師1054
茂原の名前の由来になったというお寺『藻原寺』
藻原寺(そうげんじ)は日蓮大聖人と縁が深いお寺のひとつ。藻原の豪族として知られる齋藤氏と、その一族の須田次郎時忠が観世音菩薩の夢のお告げで建立したとされています。高さ25メートル多宝塔式の建物は、茂原市のシンボルのひとつにもされています。
ご神木は探すことはできませんでしたが、境内の裏手の藻原公園は「日本のさくら」名所百選にも選ばれた場所としても知られています。
- 『藻原寺』:千葉県茂原市茂原1201
所在地:千葉県茂原市茂原1201
(グリーンアドバイザー、開運植物文様研究家 藤依里子)