お正月が近くづくと、なぜか気持ちは神社やお寺に。煩悩を払う除夜の鐘に初詣など、年越しはどこに行こうかと考えてしまいます。そこで、今回はお江戸日本橋にある日枝神社のご神木をご紹介します。
日枝神社ってどんな場所?
日枝大神には、大山咋神(おおやまくいのかみ)、国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)、さらに菅原大神(菅原道真公)、稲荷大神として宇氣母智神(うけもちのかみ)また浅間大神に木花佐久夜比売命(このはなのさくやひめのみこと)などが祀られています。
そのため、ご信徳は万物の成長発展、産業万般の生成化育を守護。また、菅原道真公は学業等、さらに園芸等にたずさわる人はよくご存じのあの木花佐久夜比売命により災害除けをはじめ子授け、子宝などのご利益もあるとされています。
もちろん、赤坂にある日枝神社とも深い関係があるとされています。ちなみにこちらの狛犬さんが天を仰いでいることからか、パワースポットのひとつになっているようです。
日枝神社のご神木は、イチョウ
「ご神木ってイチョウばかりですね……、イチョウ以外のご神木はないのでしょうか?」編集部からはそんな声も出ているようですが、こちらのご神木もやはりイチョウ。
イチョウの木のいわれを神社の方に伺ったところ「震災ですべて焼けてしまったので、いわれを伝えるようなものは残っていないですね」とのことでした。
神社の近くに証券会社が数多くある関係からか、お守り売り場をのぞいてみると【運気上昇のお守り】のひとつとして、株価上昇やその人の株が上がるようにとの願いがこめられた「かぶ守」なるものがありました。「えっ!? なにそれ?」と思った方はぜひ足を運んでみてください。本当にあのカブの形をしたキュートなお守り袋になっていました。
カブといえば…
そうそう、カブのお守りといえば実はその名も蕪嶋(かぶしま)神社(青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2)が投資家の間では有名なのだとか。なんでも、弁財天をまつり、商売繁盛、漁業安全の守り神として古くから知られ、蕪島の「蕪(かぶ)」と「株」が同じ読みであることから、株価や人望の株が上がるご利益があるとして「かぶあがりひょうたん御守」が人気!
ただ、残念なことに2015年11月5日に発生した火災により社殿が全焼したため、現在は蕪島海浜公園入口付近に臨時の社務所があるとのことです。
お正月、来年はちょっと目線をかえて初詣の神社を探してみてはいかがでしょうか。もちろん、金運&人望上昇のためにカブに関するお守りを入手するのもいいかもしれませんね。
- 『日本橋日枝神社』:東京都中央区日本橋茅場町1丁目6番16号
(写真・取材/グリーンアドバイザー・開運文様研究家 ふじえりこ)