月日の流れは速いもの。平成から令和になった2019年もまもなくカウントダウン! 「来年こそは強運にあやかりたい」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は都内にある神社のなかから強運のご神木があるとされる東郷神社をご紹介します。
東郷神社の御神木はイチョウとカヤ
東郷神社は原宿にあります。「原宿といえば明治神宮」、なのですが、あの竹下通りを歩いて行くとあります。こちら敷地は広く、ご神木は境内ではなくその敷地内にあります。そのせいかあまり知られてはいないようです。なのでご神木に出あいたい場合は自分で探すより、聞くことをオススメします。
ご神木は、和楽殿に近いあたりにカヤが、そして少し離れた公園風の場所にイチョウがあります。ここでは境内でいちばん古い木がご神木とされているとのことでした。いずれの木も残念ながら触れることはできませんが、しかしながら、いずれの木にもしっかりご神木である印の紙垂(しで)を見ることができます。
ところで、東郷神社って?
東郷神社の御祭神は明治時代に日露戦争で日本を勝利に導いた元帥海軍大将の東郷平八郎(1848~1934年)。そのため、明治、大正、昭和の三朝に至誠一貫奉仕、国家の重鎮、真心の人として、日本だけでなく世界の人々からも尊敬され、神社は旧因幡鳥取藩主の池田侯爵の約800余坪のお屋敷があった場所に昭和15年(1940年)創建されました。
敷地はとにかく広く東京の真んなかであることを忘れてしまいそうなスケールです。また、祈れば東郷平八郎の功績からスポーツ・勉強・病気・恋愛などありとあらゆる事で勝利を手に入れるキッカケであるとされています。なのでお守りも多様です。
境内にはモクレン科の黄心樹(オガタマノキ)がありました。この木は、葉は香料として使われることでも知られる古今伝授三木の一つです。春には白い香りのある花を咲かせます。
- 『東郷神社』:東京都渋谷区神宮前1-5-3
(グリーンアドバイザー、開運植物文様研究家 藤依里子)