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植物図鑑

ハマボウ

フヨウ属 ハマボウ
学名: Hibiscus hamabo

〔基本情報〕海岸や河口の砂泥地でみられる高さ1~2mの落葉低木~小高木。
塩生植物です。
全体に灰色の星状毛が密にはえます。
よく枝分かれします。
葉は互生する単葉で、長さ4~7cm、幅3~6cmの円形~広卵形で、厚みがあり、縁には鈍く細かい鋸歯があります。
葉の裏面には星状毛が密にはえて灰白色に見えます。
葉柄は長さ1~2cmです。
托葉は早落性で、長さ1cmほどの三角状卵形です。
花は枝の上部の葉腋に単生し、径5cmの黄色い5弁花で、中心部が暗い紅色となります。
雄蕊筒は花外に突き出しません。
花は朝開いて夕方にはしぼむ1日花です。
果実は長さ2.8~3.5cmで卵形の蒴果で、褐色の剛毛が密にはえます。
種子は海流に乗って運ばれます。

〔栽培〕増殖は実生と挿木によります。
日当たりがよい場所を好みます。
水やりは鉢植えと地植えでも2年未満の株は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
地植えで根づいた株では降雨にまかせます。
施肥は幼木と鉢植えでは寒肥として有機質の肥料を株のまわりに施します。
病虫害は特にありません。

名前
ハマボウ(浜朴、黄槿)
生活型
低木、小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、10月、11月、12月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:関東地方南部・東海地方・紀伊半島・中国地方、四国、九州、琉球:奄美大島まで)、済州島、中国東部
形状
分枝
草丈・樹高
1000〜2000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
5
花の色
花径
50
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、耐潮性、耐塩性
用途適性
盆栽、鉢植、生垣、公園・庭園、屋上緑化、水辺緑化、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
54449
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