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植物図鑑

フヨウ

フヨウ属 フヨウ
学名: Hibiscus mutabilis

〔基本情報〕寒冷地では落葉する高さ2~5mほどの常緑低木。
よく枝分かれしてまるい樹形となります。
葉は互生する単葉で長さ10~15cm、5~7裂(ふつう3浅裂)する掌状葉です。
葉の縁にはわずかに鋸歯があり、密に毛がはえます。
長い葉柄があります。
花は葉腋に単生し、径10~13cmで白~ピンク色の5弁花ですが、八重咲のものもあります。
雄蕊筒は花外に突き出しません。
萼は長さ20~35mmで筒部より裂片の方が長く、蜜腺があります。
花柄は3~8cmです。
花は朝開いて夕方にはしぼむ1日花です。
果実は径2~2.5cmほどの球形の蒴果で、中に多数の種子があります。
種子は長さ2mmほどで長い綿毛があります。

〔来歴〕中国原産であると推測されており、日本の四国以南でみられるものは野生化したものと考えられています。
室町時代には観賞用に栽培されていた記録があります。

〔栽培〕増殖は実生と挿し木によります。
日当たりと水はけ水もちがよい腐植質に富んだ土壌を好みます。
耐寒性が弱く、露地での越冬は関東より南となります。寒冷地では落葉したり、枝が枯れます。
冬に寒風や霜が当たらないように注意します。
土の表面が乾いたら水を与えます。
冬期に株元に堆肥を施し、初夏と秋に緩効性肥料の追肥を施します。
剪定は冬の落葉期におこないます。
冬期に落葉する地域では株元近くまで大きく切り戻しマルチングなどで防寒するとよいです。
病害虫としてはアブラムシ、ハダニ、ハマキムシ、カミキリムシ、カイガラムシなどがあります。

名前
フヨウ(芙蓉)、モクフヨウ(木芙蓉)、confederate rose
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
7月、8月、9月、10月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国東南部とされる
形状
直立
草丈・樹高
200〜500mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
5
花の色
桃、白
花径
100〜130
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性
用途適性
鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ、ハダニ、ハマキムシ、カミキリムシ、カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
28834
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