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植物図鑑

ナツミカン

ミカン属 ナツミカン
学名: Citrus natsudaidai

〔基本情報〕高さ3mほどになる常緑果樹。晩生カンキツ類のひとつです。
枝にほとんど刺がなく、互生する葉は単葉のようですが、複葉が退化したもので、全縁、狭い翼葉があります。
花は頂生または腋生する総状花序につき、白色の5弁花です。多数の雄しべが花糸の中部まで合生し雄ずい筒をつくります。
果実は扁球形で400gほどで、秋に黄色く熟しますが、樹上で越冬させ、春から夏にかけて収穫します。

〔利用〕果汁の爽快な酸味が特徴で、果皮はマーマレードにも加工されます。

〔栽培〕日当り、排水のよい場所を好みます。寒さを嫌うので、冬の北風をさけられる建物の南側に植えるとよいです。家庭果樹としては関東中南部まで露地栽培可能です。
幼木のうちは移植容易ですが、成木では困難です。
カイガラムシをはじめ病害虫の発生も多いので、季節ごとの手入れが必要です。
アゲハチョウの食草です。

〔備考〕ミカン類は種類によって種子に多胚現象が見られることが知られていて、ナツミカンも多胚性です。種子はたやすく皮が剥けますので、観察してみてはいかがでしょうか。

名前
ナツミカン(夏蜜柑)、ナツカン(夏柑)、ナツダイダイ(夏橙)
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
11月、12月、1月、2月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
形状
直立
草丈・樹高
3000mm
葉の形
単葉、複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
5
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
接木
日照条件
日向
水分の必要性
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、公園・庭園、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
黒点病、かいよう病、灰色かび病
虫害
カイガラムシ、ハダニ、アブラムシ、ミカンハモグリガ、ハマキムシ、ナメクジ、カミキリムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
アゲハチョウの食草
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22555
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