植物図鑑
ツリー ジャーマンダー
ニガクサ属
ツリー ジャーマンダー
学名:
Teucrium fruticans
〔基本情報〕
高さ・株幅とも0.5~1.5mになり、よく枝分かれしてマウンド状に茂る常緑低木。
茎や葉に芳香があります。
全体にビロードのような細かく白い綿毛が多くはえて灰緑色を帯び、特に小枝や葉の裏面には密にはえて白色となります。
若い茎には4稜があります。
葉は対生する単葉で、長さ2.5~3.5cm、幅1~2cmほどの卵形~披針形、葉の縁は全縁となるかときに波状です。
葉の表面は若いうちは密に白い綿毛がはえますが、のちに無毛となって光沢のある濃い緑色になります。
花は茎先の輪散花序に2個ずつつき、数個の輪散花序があつまって、全体として長さ15~25cmの総状花序となります。
花は淡い青色~淡い青紫色に濃い色の脈がはいる長さ2.5cmほどの唇形花です。
上唇はごく小さく、深く2裂します。
下唇は3裂して、中央裂片が長くなります。
雄しべは4本で、上唇の裂け目から、雌しべとともに外に長く突き出してカーブします。
果実は分果です。
〔栽培〕
増殖は挿木によります。
日当たりと風通し、水はけがよく、やや乾いた弱アルカリ性のやせた土壌を好みます。
高温多湿を嫌います。
水やりは多湿にならないよう注意し、鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は特に必要ありませんが、鉢植えでは様子を見ながら春と秋に緩効性化成肥料を少量置き肥してもよいです。
強い刈込に耐えます。
病虫害は特にありません。
名前
ツリー ジャーマンダー、tree germander、shrubby germander
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、9月、10月
花咲く季節
3月、4月、5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
地中海地域西部~中部
形状
草丈・樹高
500〜1500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁、波状
葉の特記事項
花のつき方
総状花序、輪散花序
花弁の数
花の色
青、紫
花径
花序の長さ
150〜250
実の色
葉の色
その他
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
アルカリ性、中性
耐候性
耐暑性、耐乾性
用途適性
鉢植、生垣、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
8a〜10b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事