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植物図鑑

チシマギキョウ

ホタルブクロ属 チシマギキョウ
学名: Campanula chamissonis

〔基本情報〕
高山のハイマツ帯より上部の砂礫地や岩の割れ目、風衝草原でみられる高さ5~15cmの多年草。
根茎は横に這い、よく枝分かれします。
葉には根出葉と茎につく葉があり、根出葉は長さ1.5~9cm、幅0.5~1.5cmの長楕円形~倒披針形で、質が厚く、表面には光沢があり、葉先はまるく、基部は徐々に狭くなって長い葉柄に続きます。
葉の縁には波状の小さな鈍い鋸歯があり、葉の縁と裏面の主脈にまばらに毛がはえます。
茎葉は互生する単葉で、小さく、数個つきます。
花は茎先に1個つき、横~やや下向きに咲くことが多いです。
花は長さ3~4cmで青紫色の鐘形で、花冠は先が5裂し、裂片の縁と内側に白く長い毛がはえます。
萼は5裂し、先のとがる三角状広披針形でほぼ全縁、長い毛がはえます。

〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
水はけのよい土を好み、山野草用の土を用いてもよいです。
日当たりのよい場所を好みますが、暑さや夏の強い直射日光を嫌うので、夏は半日陰の涼しい場所で管理します。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は元肥を施すほか、春と秋に薄めた液肥を与え、真夏に肥料が残らないようにします。
病虫害としてはナメクジ、ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ、軟腐病があります。

名前
チシマギキョウ(千島桔梗)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
イワギキョウ
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州中部地方以北)、南千島、千島列島、サハリン、アリューシャン列島、カムチャツカ半島、アラスカ
形状
草丈・樹高
50〜150mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生、根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
青、紫
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病
虫害
ナメクジ、ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
20730
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