寒い日に温かい食べ物が食べたくなるのは、洋の東西を問いません。日本では鍋料理が代表的ですが、外国でもスープや煮込み料理など温かい料理がたくさんあります。庭で収穫したハーブを、乾燥させたり冷凍させたりして保存しておくと、「洋風の温かい料理を作りたいな」と思ったときに大活躍します。
ブーケガルニとは?
「ブーケガルニ」ということばは、料理をされる方なら、一度は耳にしたことがあることでしょう。ブーケガルニは、風味づけのために使われる香草類(ハーブ)の束のこと。洋風のスープや煮込み料理を作る際に欠かせません。
主に使われるハーブは、ローリエ、タイム、パセリ(茎のみ)。料理によって、その他のハーブを使うこともあります。フレッシュでもドライでも、どちらのハーブでも作れます。たとえば、肉料理やトマトソースには、オレガノやローズマリー、魚料理にはディルなどがよく合います。セージやバジル、セロリなどもお好みでどうぞ。
ブーケガルニは、ハーブを収穫した際にいくつか作って保存しておくと、いつでもすぐに使えて便利です。料理が得意な方やこだわりのある方は、少しずつレシピを変えて作っておくのもいいですね。
ブーケガルニの作り方
作り方は、2通り。タコ糸で結ぶ方法と大きめのお茶パックなどに入れる方法があります。わかりやすく書かれたページをご紹介しておきます。
今回は、チキンスープ用に、庭のタイム、オレガノ、ローズマリーのほか、スーパーで購入したローリエ(ドライ)とセロリ、パセリ(茎のみ)を使って作りました。香り豊かなスープができそうです。
ブーケガルニの使い方
ブーケガルニは、材料と一緒に煮込み、料理が完成したら鍋から出すのがおいしく仕上げるコツ。そのままにしておくと苦みが出てしまいます。スープやポトフのほか、シチューやカレーなど定番メニューに使えば、いつもと一味違う贅沢な風味が加わりおいしいですよ。
温かい料理から立ち上るハーブの香り、食卓を囲んでフーフーいいながら食べるひと時は、格別です。庭にハーブのある方は、ぜひお試しくださいね。
エバーグリーン編集部オススメサイト
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(エバーグリーン編集部 まえだようこ)
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