こんにちは。エバーグリーン編集部のまえだです。
私の住む広島市安佐南区では、「花いっぱい運動」の一環として、花づくり初心者を対象に、種まきから始める「花づくり講座」を開催しています。こぼれ種以外に、種から花を育てた経験がほとんどない私は興味津々、早速参加しました。
講座は、全7回。初回の今回は、マリーゴールドとペチュニアの種蒔きです。グリーンアドバイザーである講師から、種と種蒔きについて詳しくお話を聞いたあと、さっそくチャレンジ!
- 土の準備
育苗ケース(アップル育苗コンテナー6型)に、種蒔き用土を入れ、平らにならします(かまぼこ板を使うと便利)。ケースを水を入れた一回り大きめの受け皿などに入れます。今回は、食品用の発泡スチロールのトレイを利用しました。30分ほどすると、土が水を吸い込み、表面の色が変わってきます。「底面吸水」という方法なのだそうです。余った水を捨てて、土の準備は完了。
- ペチュニアの種まき(サカタのバカラミックス)
- 紙コップか、真ん中に折り目をつけたはがき大の白い紙の上に種を出します。
- 指先で紙をトントンと叩いて振動を与えながら、全体にまんべんなく蒔きます。
- ペチュニアの種は、好光性種子(発芽のために光が必要な種子)なので、土はかけません。
- 種が飛ばないように気をつけながら、霧吹きで水をかけて湿らせて完了です。
- マリーゴールドの種蒔き(サカタのボナンザイエロー)
- 割りばしなどで、土の表面に筋を数本引きます。
- その中に種を一粒ずつ、寝かせるように入れていきます。(すじ蒔き)
- マリーゴールドの種は、嫌光性種子(発芽の時に光を嫌う種子)なので、蒔いた後は土をかけます。この時、土は、横から集めるのではなく、上からそっと種が隠れる程度にかけるのがポイント。
- 霧吹きで水をかけ、表面の土を湿らせたら、土の湿度を保つため、新聞紙、またはラップフィルムをかけておきます。ただし、芽が出始めたら外すこと。かけたままにしておくと、ヒョロヒョロの苗になるそうです。
- 種蒔きのあとは…
育苗ケースは、雨の当たらない明るい軒下か、日当たりのよい窓辺などに置きます。土の表面が乾いてきたら、霧吹きで水をかけます。「様子を見ながら、臨機応変に」ということなのですが、大丈夫かしら。ほんとに芽が出るのかな? ドキドキはらはらしながら、毎日見守っていると……
これが、一週間後の様子です。
拡大↓
やったー! ちゃんと芽を出してくれました!
発芽まで、マリーゴールドは4、5日、ペチュニアはもう少しかかると、講師が言っていた通り。育てているという実感は、まだ湧きませんが、日々の成長が目に見えるのは、うれしいものですね!
次回は、発芽した苗をポットに植えるポット上げと、ヒマワリとコスモスの種も蒔く予定。またご報告します。
エバーグリーン編集部オススメサイト
- 種から育てれば、低コストでたくさんの花が楽しめます。
- グリーンアドバイザーってご存知ですか?
- 種から育てる「花づくり講座」体験レポートバックナンバー
- 前の記事を読む(インタビュー:「草木花 × おもてなし」 花と緑のおもてなしプロジェクト〜早貸秀樹さん)
- 次の記事を読む(右巻き、それとも左巻き?)