[テクノロジー]話題の『ChatGPT』はガーデニングにどこまで役立つの?|エバーグリーン

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ChatGPTって何?

今、話題のChatGPT(チャットジーピーティー)。もう説明は不要かと思いますが、少しだけ。OpenAI(※AIを研究し活用可能なAIを提供するアメリカの非営利団体で2015年12月に設立)が開発した自然な文章を生成するチャットサービス。無料アカウントを作成すれば、誰でもWeb上で利用することができるものです。現在、さまざまな分野で活用されています。

「ガーデニングや園芸とAIは無関係」と思う方も少なくないかも知れませんが、実は使い方によっては、植物との付き合い方をもっと豊かにしてくれるのではないでしょうか。筆者は最近使い始めたばかりですが、先日ChatGPTに関するセミナーに伺い、今まではピンときていなかったのですが、セミナー中に登場した「隣にいる超天才!」という言葉から、園芸や植物に関することを試してみましたので、今回は「使ってみた報告」です。

無料で試せます(スマホ版画面)

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使い方はかんたん。キーボードが打てなくてもOK

ChatGPTは、パソコンだけでなくiPhoneなどのスマートフォンでも使うことが可能です。ちなみに、設定によっては音声で入力することも可能。ただ、ChatGPTを使いこなすコツは「どのように質問をするか」だとか。

『日本在住ガーニング初心者 春からはじめる オススメの植物と育て方は』と入力すると、つぎのような回答が……

『春からガーデニングを始めるのは素晴らしいですね! 日本在住であるということで、この地域で育てることができるオススメの植物と育て方をご紹介します。

ベゴニア
ベゴニアは、陽が当たる場所から半日陰まで育てることが、比較的育てやすい植物です。花が咲く種類もあり、色とりどりの葉っぱも楽しめます。したら、冬は室内に移動することが必要です。

スズラン
スズランは、花言葉が「幸福が訪れる」ということで、春にはぴったりの植物です。』

と、たしかに春の植物紹介でしたが、なんかちょっと違う……。そこで、『日本に住んでいてガーデニングをしたい 4月にタネや苗を植えたい どんなものがいいですか』と再度入力、すると

『初心者の方におすすめの春に植える野菜や花は以下の通りです。
野菜:トマト、きゅうり、なす、ほうれん草、レタス、かぶ、ピーマン、ナガネギ。
花:チューリップ、パンジー、ビオラ、ポピー、フリージア、チューリップ、スイートピー、シャクヤク。
これらの植物は、初心者でも比較的に育てることができます。また、日本の春の気候に合わせた植物ですので、おすすめです。の参考になる書籍やインターネットなどで情報を収集してから挑戦することをおすすめします。』と回答、ここでは割愛しますが、よりほしい情報を引き出すには「応答を再生成する」を繰り返すのがいいようです。』

 

訊ねたいことを書けば答えてくれる!

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花壇の植物について尋ねることも

花壇の植物について尋ねることも

 

こんな質問にも回答

チューリップに関する興味深い事実やエピソードについて知りたい場合、以下のようなものがあります。

『チューリップは、オランダの国花であり、オランダにはチューリップの球根を扱う市場があります。17世紀の「チューリップバブル」と呼ばれる事件では、チューリップの球根が高騰し、莫大な利益が得られるようになりましたが、その後急激に価格が下がり、多くの人が損失を被りました。
チューリップは、花言葉として「愛の告白」や「幸福の象徴」とされています。
また、チューリップの品種には、花弁の形や色、大きさが様々なものがあります。特に、黒いチューリップは珍しく、幻想的な存在とされています。
チューリップは、春に咲く花であり、新しい季節の到来を告げるものとして、多くの人に愛されています』

と応答してくれました。そこで、『チューリップの童話 親指姫以外』と入力すると、チューリップの童話を創作してしまったのことにはちょっと驚きでした。

植物は育て方がすべてではなく、人によっては歴史や伝承など、その植物の文化背景をより深く知りたいと思う方も少なくないと思います。また、わからないことは本で調べるという方も少なくないようですが、時間の節約という意味では上手にAIと付き合うのも悪くないかもしれません。そんなときにChatGPTは役立つのではないでしょうか。

庭先のチューリップ

庭先のチューリップ

 

アプリはほかにも

最近では植物関連のアプリもたくさん登場していますね。植物を撮影すれば名前がわかるというアプリなどもあります。ちなみに、筆者はスマホのGoogleを活用。写真から検索できる機能(Googleレンズ)があり、この植物はなに? という場合にレンズを使って検索しています。この検索機能は見た目一致ですので、品種などさらに詳細を知りたい場合は専門家などに相談することをオススメします。

 

(園芸文化協会会員・グリーンアドバイザー 藤依里子)


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