植物図鑑
ヒメシャガ
アヤメ属
ヒメシャガ
学名:
Iris gracilipes
〔基本情報〕やや乾いた林内でみられる多年草。
葉は2列に互生し、長さ20~40cm、幅5~15mmの剣状で光沢はありません。
高さ30cm以下の花茎に総状花序を出します。
花は径4cmほどで淡い紫色、花被片は6個あって平らに開き、外側の3個の花被片には青紫色の脈や黄色の斑紋があります。
果実は径8mmほどの球形の蒴果で、種子は赤褐色です。
〔栽培〕増殖は株分けと実生によります。
種子は保存できないので、実生の場合はとりまきにします。
果実は青いまま6~7月に熟します。
風通しのよい明るい日陰で水はけのよい土を好みます。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら十分に与えます。
極端な乾燥には弱いです。
庭植えの場合は、よほど乾燥しないかぎり潅水は必要ありません。
種子をとらないのなら、花が終わったら切ると株が疲れません。
病虫害としてはハダニがあります。
〔備考〕シャガに似ますが、冬に葉が枯れる、葉に光沢がない、花数が少なく花の大きさも小さいという点で見分けられます。
名前
ヒメシャガ(姫射干)、コシャガ(小射干)、slender iris
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、6月、7月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
6月、7月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道西南部-九州北部)
形状
草丈・樹高
300mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
紫
花径
40
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
虫害
ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
NT:準絶滅危惧、日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21550
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