植物図鑑
キシダマムシグサ
テンナンショウ属
キシダマムシグサ
学名:
Arisaema kishidae
〔基本情報〕
低山の林内でみられる高さ50cmほどになる多年草。
地下に扁球形の球茎があります。
鞘状葉と葉柄の下部が偽茎をつくります。
葉はふつう2個で5~7枚の小葉が鳥足状にでます。
小葉は倒卵形~長楕円形で先が鋭くとがり、しばしば主脈に沿って白色の斑が出ます。
葉の縁は全縁またとなるか鋸歯が出ます。
花序柄は直立して、雄花序では葉柄より長く、雌花序では短くなることが多いです。
花序柄の先端に肉穂花序をつけます。
花序の先につく付属体は濃い紫色~紫褐色で棒状または棍棒状、先がやや太くなります。
肉穂花序は仏炎苞に包まれます。
仏炎苞は汚紫褐色で、ときに紫色の斑点があり、舷部は筒部の2倍以上の長さになる3角状の卵形で先が糸状に長くとがります。
果実は卵球形の液果で赤く熟します。
雌雄異株で、若い個体は雄株で、成長すると雌株に変化します。
〔備考〕
名は明治時代の博物学者・岸田松若を記念するもので、別名のムロウマムシグサは奈良県室生山にちなんだものです。
名前
キシダマムシグサ(岸田蝮草)、ムロウマムシグサ(室生蝮草)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
アオテンナンショウ
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:愛知県・近畿地方)
形状
草丈・樹高
500mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
肉穂花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
赤、橙
葉の色
緑、複色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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