トリトニア

ヒメトウショウブ属 トリトニア
学名： Tritonia

〔基本情報〕
球茎をもつ多年草。
球形は小さな球形～卵形で外皮に包まれます。
茎は細く、直立します。
葉は扇状に根生し、線形～剣形です。
秋から春にかけて生長し夏には地上部が枯れて休眠します。
茎先に穂状花序をだし、多数の6弁花をつけます。
花筒部は短い漏斗形～長い筒状になり、先に向かって広がります。
柱頭の先は短く3裂します。
果実は長楕円形の蒴果です。

〔栽培〕
増殖は分球によります。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能で、地植えの場合は数年植えっぱなしでもよく育ちます。
霜が降りる地域では秋早くに球根を植えつけた場合、出てきた葉が傷まないようにフレームに取り込むなど霜よけをします。
日当たりと水はけがよい肥沃な土壌を好みます。
水やりは過湿にならないよう注意し、鉢植えの場合は生育期間中は土の表面が乾いたら与え、休眠期は水を断ちます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は生育期間中に液肥を月1回与えます。
病虫害は特にありません。