ホルトソウ

トウダイグサ属 ホルトソウ
学名： Euphorbia lathyris

〔基本情報〕
高さ1～1.5mになる一年草または二年草。
茎や葉を傷つけると白色の乳液が出ます。
全体に白粉を帯びます。
茎は円柱形で直立し、しばしば赤色を帯びる青緑色です。
葉は十字対生する単葉で、長さ5～15cm、幅1～2.5cmの線形～披針形で全縁、緑白色の主脈がめだちます。
葉柄はありません。
茎先に花枝を出し、三角状卵形の苞葉がつき、その中心に杯状花序を出します。
苞葉はしばしば黄色を帯びます。
花には花弁はありません。
果実は径1～1.5cmで3稜がある球形の蒴果です。
種子には種枕があります。

〔利用〕
有毒植物ですが、種子や茎から出る乳液が薬用にされます。
種子油は工業用に利用されます。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
こぼれダネでもよくふえます。
日向～半日陰で水はけがよい土壌を好みます。
水やりは降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

〔備考〕
乳液に触れるとかぶれます。