アリウム ギガンテウム

ネギ属 アリウム ギガンテウム
学名： Allium giganteum

〔基本情報〕
地下に鱗茎ができる多年草。
鱗茎は径5～7cmと大きく、卵形です。
茎や葉を傷つけると玉ねぎのような臭いがします。
葉は根出し、長さ50cmほどの扁平な革ひも状で灰緑色です。
葉は開花期に枯れ始めます。
高さ1～1.5mの花茎が直立し、茎先に径10～15cmの球状の散形花序を出し、密に花をつけます。
花序ははじめ苞に包まれます。
花は紅紫色で、花被片は6枚あり、星形に開き、雄しべが花の外に突き出します。
果実は蒴果です。

〔栽培〕
増殖は実生により、播種から開花までは数年かかります。
球根がなかなか殖えませんが分球も可能です。
酸性土壌を嫌います。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
水やりは極端に乾燥しないよう注意し、生育期間中は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は元肥を施すほか、春～開花までは2週間に1回液肥を与えます。
花茎が立ちあがるので強風を避ける場所に植えるか、支柱を立てるとよいです。
種子を採らない場合は、花が終わったら花茎を付け根から切り、株が疲れないようにします。
葉が枯れ始めたら、球根を掘り上げて風通しのよい日陰で保管します。
日当たりと水はけがよければ病虫害はほとんど発生しません。