植物図鑑
ムラサキオオツユクサ
ムラサキツユクサ属
ムラサキオオツユクサ
学名:
Tradescantia pallida
〔基本情報〕高さ40~60cmになる常緑多年草。
株全体が暗い紫色を帯びます。
肥厚した根をもちます。
茎ははじめ直立しますが、成長すると倒れて匍匐します。
葉は互生する単葉で、長さ13~18cm、幅2~4cmの長楕円状披針形、多肉質で先はとがります。
葉の表面に白く柔らかい毛がはえます。
葉の基部は筒状の鞘となって茎を抱きます。
茎先に集散花序を出し、花序は2個の葉状苞に包まれます。
花は径2cmほどの濃桃色または白色の3弁花で、朝開いて昼ごろにはしぼみます。
花弁の基部は爪状になります。
雄しべは6個で、花糸は有毛です。
果実は蒴果です。
〔来歴〕1900年代半ばに渡来し、暖地の市街地の路傍などで逸出したものがみられます。
〔栽培〕増殖は株分け、挿し木によります。
日当たりと水はけがよく、乾燥気味の場所を好みます。日陰では葉の発色が悪くなり、株も間延びして軟弱になります。
比較的寒さに強く、関東地方以南であれば露地で越冬します。
栽培は容易です。
名前
ムラサキオオツユクサ(紫大露草)、ムラサキゴテン(紫御殿)、purple secretia、purple heart、purple queen
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月、7月、8月、9月
花咲く季節
7月、8月、9月、10月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
分布または原産地
メキシコ東部
形状
匍匐
草丈・樹高
400〜600mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
3
花の色
桃、白
花径
20
花序の長さ
実の色
葉の色
紫
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通、乾燥
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
グラウンドカバー、ハイドロカルチャー、鉢植、花壇、公園・庭園、壁面緑化、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
59859
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