アイコデマリ

シモツケ属 アイコデマリ
学名： Spiraea ×vanhouttei

〔基本情報〕
高さ・株幅とも1.5mほどになる落葉低木。
枝は細く、枝分かれして、アーチ状にのびます。
葉は互生する単葉で、長さ4cmほどの菱形状の楕円形～倒卵形で青緑色を帯び、葉の上半分の縁には粗い鋸歯があり、しばしば葉先が3～5裂します。
葉は秋に紅葉します。
短枝の先に半球形の径5cmほどの散房花序を出し、径0.7cmほどの白色の5弁花を密につけ、株を覆うほど花が咲きます。

〔来歴〕
ヤマシモツケ（Spiraea trilobata）とコデマリ（S. cantoniensis）の交雑によりうまれました。

〔栽培〕
増殖は株分け、挿木によります。
日当たりと水はけがよい土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施すほか、花後にお礼肥として緩効性化成肥料を置き肥します。
花芽は秋にできるので、剪定をする場合は花後のなるべく早い時期におこないます。
病虫害としてはうどんこ病、カイガラムシなどがあります。