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植物図鑑

オハラメアザミ

アザミ属 オハラメアザミ
学名: Cirsium microspicatum var. kiotoense

〔基本情報〕
低山の夏緑樹林や常緑樹林の林縁でみられる高さ1~2mの多年草。
茎は斜めに立ち上がって、中ほどから枝分かれし、枝が広角的に広がって伸びます。
茎の上部には褐色の毛とくも毛がはえます。
葉には根出葉と茎につく葉があり、根出葉は花の時期には枯れています。
茎につく葉は互生し、長さ21~38cm、幅11~18cmになる広卵形~広楕円形で、羽状に2~7対の裂片に裂けるか、まれに分裂せずに縁に鋸歯が出ます。
葉の表面にはしばしば脈に沿って白色の斑がはいり、裏面にはくも毛がはえます。
葉の縁には刺があり、葉柄の基部は茎を抱きません。
頭花は茎先に総状~散房状に多数つき、淡い紅紫色となり、長さ0.5~5cmの太い柄をもちます。
総苞は長さ1.3~1.5cm、幅0.6~1cmの狭筒形で紫褐色~緑色、くも毛がはえます。
総苞片は11~12列して全体が圧着し、総苞片にはふつう発達した腺体があって著しく粘りますが、腺体が痕跡的になって粘らないものもあります。
総苞片の縁は膜状にはなりません。
果実は白色の冠毛をもつ痩果です。

〔備考〕
京都府大原で発見されたことに由来する名です。
アズマヤマアザミの変種とされてきましたが、独立する種に改められました。

名前
オハラメアザミ(大原女薊)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
アズマヤマアザミ、カガノアザミ、エチゼンアザミ
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:福井県・滋賀県・京都府・兵庫県の日本海側)
形状
草丈・樹高
1000〜2000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生、根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
水分の必要性
土の必要性
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
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