ツクシアザミ

アザミ属 ツクシアザミ
学名： Cirsium suffultum

〔基本情報〕山地の林縁や草原でみられる高さ50～200cmの多年草。
茎は直立または斜上します。
葉には根出葉と茎につく葉があり、根出葉は花の時期には枯れています。
茎につく葉は互生し、下部につく葉は長さ20～40cmの狭卵形～狭楕円状卵形となり、羽状に4～8対の裂片に裂けます。
葉の縁には鋭い刺があります。
茎先に頭花を単生させるか、数個が総状につきます。
頭花は紅紫色で横～下向きに咲きます。
総苞は幅0.6～1.3cmの鐘形～椀形で、総苞片はわずかに反り返るか斜上して、6～7列します。
総苞外片の先端は尾状に長く伸びます。
総苞は粘りません。
果実は白色の冠毛をもつ痩果です。

〔備考〕九州でもっともふつうにみられるアザミです。