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2017年12月16日

[ヤドリギ]クリスマスには欠かせないアイテム「ヤドリギ」って何?|ビャクダン科ヤドリギ属|エバーグリーン

「クリスマスになると耳にする『ヤドリギ』って何だろう?」。そんな風に思った人はいらっしゃいませんか?

冬になり、葉が落ちているはずの木に、葉が玉のようになって残っているのをご覧になったことがある方がいらっしゃるかもしれません。そう、これこそがヤドリギです。

ソメイヨシノに宿っていたヤドリギ

ソメイヨシノに宿っていたヤドリギ

 

ヤドリギ(ビャクダン科ヤドリギ属)は、北海道から九州まで日本全国のほか、朝鮮半島や中国北部・東北部に分布する植物です。クリスマスに登場するヤドリギは「セイヨウヤドリギ」(Viscum album)で、エノキブナミズナラクリサクラなどの落葉高木に半寄生(完全に寄生しているわけではなく葉で光合成をしながら自ら養分を生成している)します。

 

ヤドリギは、厳しい冬の間も枯れることなく緑の葉を保っていることから、不死や不滅の象徴として古代ケルトや北欧神話などで神聖なパワーがあるものとされていました。この言い伝えが、のちにキリスト教に取り入れられたといわれています。

さらに、ヤドリギの木の下にいる女性はキスを拒めない(キスを拒むと翌年は結婚のチャンスがなくなる)ともいわれています。この言い伝えが、クリスマスにおけるヤドリギの役割となっており、今では恋人同士がヤドリギの下でキスをすると結婚の約束を交わしたことになるといわれるようになりました。

 

祝福いっぱいのヤドリギですが、見つけても、木の高いところにあるため、なかなか採ることは難しいでしょう。そのため、クリスマスには、実際には市販されているヤドリギのリースを準備することが現実的な手段となりそうです。相手が12月生まれなら誕生日プレゼントとして贈るのも、ロマンチックな雰囲気を作る方法として役にたつかもしれません。

このヤドリギがついていた高さは10m以上

このヤドリギがついていた高さは10m以上

 

寒い冬の散歩道。ついつい、下を向きがちになりますが、たまには木を見上げてみませんか!? すっかり葉が落ちている木にあって、緑色の球を見つけたら、それはヤドリギかもしれません。

 

  • ヤドリギの花言葉:「私にキスして」「困難に打ち克つ」

 

(エバーグリーン編集部 愛垣)

ソメイヨシノに宿っていたヤドリギ