ユキノシタは、日陰でひっそりと小さな花を咲かせているので、一見、ちょっと地味に感じられるかもしれません。
しかし、そんなユキノシタが脚光をあびた記憶があります。それは、高校の生物の授業。浸透圧と原形質分離の実験で使われたのが、ユキノシタの葉の裏側の皮でした。顕微鏡の中で、細胞壁からじわじわと細胞膜が離れていく様子を観察するのは、神秘的で、見とれてしまったことを覚えています。
ユキノシタ科ユキノシタ属のユキノシタ。原産は、本州や四国、九州、中国大陸です。裏庭など、湿度が高いところを好むことから、暗い印象を受けがちです。しかし、植え付けたら、手間いらず。増えすぎても、簡単に整理できるガーデニングの優等生です。
気をつけたいところは、乾燥に弱いので、鉢植えでは、水を切らさないようにしてください。地植えでも、軒下など雨が当たらないところに植えたら、水をかけてくださいね。
ユキノシタは、見るだけでなく、薬として使われていたり、食べたり、さまざまに楽しめます。最近、友人が葉を天ぷらにしたらとてもおいしかったそうです。わが家の庭にも、ユキノシタがあるので、私も挑戦してみようと思います。おひたしで食べる方も少なくないようですね。
ユキノシタの葉の天ぷらやおひたしなど、召し上がったことのある方がいらしたら、ぜひ感想をお聞きしたいと思います。私も試してみようと思います。
- ユキノシタの花言葉: 深い愛情
エバーグリーン編集部オススメサイト
- ユキノシタ(エバーグリーン)
- ユキノシタの育て方(ガーデニング花図鑑)
- ユキノシタ(雪の下)の花言葉と育て方!効果・効能は?(HORTI)
- ユキノシタを美味しくいただく
(エバーグリーン編集部 愛垣)
- 前の記事を読む(嫌われ者の”雑草”は実はとっても使える薬草でした)
- 次の記事を読む(クリスマスには欠かせないアイテム「ヤドリギ」って何?)