植物図鑑
オオイタビ
イチジク属
オオイタビ
学名:
Ficus pumila
〔基本情報〕
常緑つる性木本。
葉や茎を傷つけると白色の乳汁が出ます。
幹から不定根をだして木や岩の上をはうように伸びていきます。
幼木の茎や葉柄には伏した短毛が密にはえます。
葉は互生する単葉で、幼葉は長さ3cmほどの3角状卵形~披針形で、全縁です。
成葉は長さ4~10cm、幅3~5cmの楕円形で全縁です。
成葉の葉柄にははじめ伏した短毛が密にはえますが、のちにやや無毛となります。
雌雄異株です。
葉腋に花嚢を1個つけます。
花は花嚢の内側につくため、外見上、花が見あたらないまま果実が熟します。
花後に花嚢は果嚢(果実)となります。
果嚢は長さ3.5~5cm、幅3~4cmの倒卵形~球形で紫黒色に熟します。
雌花序の果嚢は食べられます。
〔利用〕
幼葉期のものが観葉植物として利用されます。
〔栽培〕
増殖は挿木や取木によります。
日当たりを好みますが、真夏の直射日光は葉焼けをおこすため避けるようにします。
耐暑性があり、冬期も0℃以上あれば越冬するので、窓際の明るい場所などで管理します。
水やりは鉢植えの場合、春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は乾かし気味に管理します。
また、葉に霧吹きで水を与えます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
春から秋に2週間に1回液肥を与えるか、2か月に1回緩効性固形肥料を置き肥します。
病虫害としてはハダニやカイガラムシ、アブラムシがあります。
名前
オオイタビ(大崖爬)、オオイタビカズラ(大崖爬蔓)、フィカス プミラ、プミラ、creeping fig、climbing fig
生活型
つる性木本
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
5月、6月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:千葉県以西の太平洋岸、四国、九州、琉球)、中国南部、台湾、ベトナム
形状
つる
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
葉には幼葉と成葉があります。
花のつき方
隠頭花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
紫
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、トピアリー、公園・庭園、壁面緑化
ハーディネスゾーン
病害
虫害
ハダニ、カイガラムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21841
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