植物図鑑
コウシンバラ
バラ属
コウシンバラ
学名:
Rosa chinensis
〔基本情報〕
高さ1~2mの常緑低木またはつる状に伸びる木本。
よく枝分かれし、小枝はしばしば紫褐色を帯びます。
湾曲する扁平な刺があるか、刺がないものもあります。
葉は互生し、葉柄を含めて長さ5~11cmの奇数羽状複葉で、小葉は3~5枚まれに7枚あります。
小葉は長さ2.5~6cm、幅1~3cmの楕円形~卵状楕円形となり、縁には鋸歯があります。
新芽は紅紫色のことが多いです。
花は径5cmほどで、単生するか3~5花ずつつきます。
花は淡いピンク色から紅色の5弁花が基本ですが、古くから栽培されるため、八重咲や、白色・淡い黄色・複色などさまざまなタイプがみられます。
果実は長さ1~2cmの卵形~洋ナシ形で、赤く熟します。
〔来歴〕
はやくから日本に渡来し、『明月記』にも記されています。
バラの園芸品種に四季咲き性をもたらした原種です。
〔利用〕
中国では花を生薬として利用します。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
日当たりと水はけ、風通しのよい肥沃な土壌を好みます。
丈夫で栽培は容易です。
成長が早く、放任すると大株になって広がるので、スペースが必要です。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いて乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施すほか、春の開花後に緩効性化成肥料を施します。
剪定は基本的にはおこなわず自然樹形にまかせます。
病虫害としてはアブラムシ、チュウレンジハバチ、カミキリムシなどがあります。
名前
コウシンバラ(庚申薔薇)、(月季花)、(長春花)、China rose、Chinese rose
生活型
低木、つる性木本
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月、11月
花咲く季節
4月、5月、6月、7月、8月、9月
実のなる季節
6月、7月、8月、9月、10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国
形状
分枝、つる
草丈・樹高
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
単生、散房花序
花弁の数
花の色
赤、黄白、桃、白、複色
花径
50
花序の長さ
実の色
赤、橙
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ、チュウレンジハバチ、カミキリムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
74651
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