植物図鑑
キキョウラン
キキョウラン属
キキョウラン
学名:
Dianella ensifolia
〔基本情報〕
おもに海岸の日当たりのよい崖地でみられる常緑多年草。
根茎は太く、節があり、古い葉鞘に覆われます。
葉は株元に集まって2列に互生し、長さ40~60cm、幅1.5~2cmの線形で全縁、革質、厚みと光沢があります。
葉の基部は二つ折りの鞘状になって互いに重なります。
熱帯では周年開花します。
高さ0.5~1mの花茎をのばし、花茎には小さな葉がつき、先端に円錐花序を出し、まばらに花をつけます。
花は横~下向きに咲く青~青紫色の6弁花で、花弁は平らに開いてやや反り返ります。
雄しべは6本あり、花糸の上半部で膝折れして先は肥厚します。
果実は径1cmほどの球形で青紫色に熟し、種子は黒色で光沢があります。
〔利用〕
有毒ですが、薬用として利用されます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
関東地方以南の強い霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は控えめでよく、元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えの場合は春か秋に様子をみながら少量施肥します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
草姿を蘭に、花の色をキキョウに例えた名です。
名前
キキョウラン(桔梗蘭)
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:紀伊半島、四国、九州、琉球、小笠原)、台湾、中国中南部、マレーシア、インド
形状
草丈・樹高
500〜1000mm
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
6
花の色
青、紫
花径
花序の長さ
実の色
青、紫
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
グラウンドカバー、鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
61461
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