植物図鑑
シオカゼザクラ
サクラ属
シオカゼザクラ
学名:
Cerasus speciosa f. idzuensis
〔基本情報〕高さ15mになる落葉高木。
樹皮は紫黒色~灰紫色で褐色の横に長い皮目がめだちます。
枝が横に広がり、傘状の樹形となります。1年目の枝は無毛です。
若葉は褐色を帯びます。
葉は倒卵形~倒卵状楕円形で、先端は尾状にとがり、基部は円形です。
葉の両面とも光沢があり、無毛です。
葉柄は無毛で上部に2個の蜜腺があります。
葉の縁には先が芒状に長くのびる鋸歯があります。
葉の展開と同時に開花します。
花は葉腋につく散房花序に3~4個つき、淡紅色の5弁花です。
花には芳香があります。
花弁は広楕円形です。
果実は球形で黒紫色に熟します。
〔来歴〕中井猛之進によって伊豆半島南端で発見され、当初は独立した種として発表されました。
〔栽培〕増殖は実生、挿し木、接ぎ木によります。
日当たりと水はけがよい場所を好みます。
庭植えで大木になって困る場合は、木の大きさをコントロールするため、布ポットで根が張るスペースを抑制するとよいです。
苗木のうちは株もとにワラを敷くなどして霜を防ぎます。
また、必要がなければむやみに枝を切らない方がよいです。
病虫害が多いため、注意が必要です。
名前
シオカゼザクラ(潮風桜)
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
オオシマザクラ
植え付け(または播種)季節
1月、2月、3月、12月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
5月、6月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(伊豆半島南端)
形状
直立
草丈・樹高
15000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
蜜腺
花のつき方
散房花序
花弁の数
5
花の色
桃
花径
花序の長さ
実の色
黒
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木、接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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