植物図鑑
コシノヒガンザクラ
サクラ属
コシノヒガンザクラ
学名:
Cerasus spachiana var. koshiensis
〔基本情報〕高さ8mほどの落葉高木。
葉は長さ7~10cm、幅3.7~5.7cmの倒卵形~広倒卵形で、先が尾状にとがります。
側脈は8~14対で、裏面の脈上に密に毛があります。
葉の縁には時に欠刻状となる鋭い重鋸歯があります。
葉の展開前に開花します。
花は葉腋に出る散形花序に2~3個つき、淡紅色の5弁花です。
花弁は長さ1.5cmと大きいです。
花柱の下部は有毛です。
花柄はごく短いです。
小花柄と萼には毛がはえます。
〔来歴〕富山県南砺市城端町蓑谷の山地で発見され、1930年に小泉源一によって報告、1932年に正式発表されました。
〔栽培〕増殖は挿し木、接ぎ木によります。
日当たりと水はけがよい場所を好みます。
庭植えで大木になって困る場合は、木の大きさをコントロールするため、布ポットで根が張るスペースを抑制するとよいです。
苗木のうちは株もとにワラを敷くなどして霜を防ぎます。
また、必要がなければむやみに枝を切らない方がよいです。
病虫害が多いため、注意が必要です。
〔備考〕エドヒガンとオオヤマザクラの雑種、エドヒガンとキンキマメザクラの雑種、エドヒガンとカスミザクラの雑種などの説があり、コヒガンザクラの下位分類に扱われることもあります。
個体数が減少しており、富山県の天然記念物に指定されています。
名前
コシノヒガンザクラ(越の彼岸桜)
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
1月、2月、3月、12月
花咲く季節
4月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(富山県)
形状
直立
草丈・樹高
8000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
散形花序
花弁の数
5
花の色
桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木、接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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