植物図鑑
クモイザクラ
サクラ属
クモイザクラ
学名:
Cerasus nipponica var. alpina
〔基本情報〕落葉小高木。
亜高山帯にみられ、タカネザクラの矮小化したタイプと推定されています。
樹皮は暗い灰色で光沢があり、皮目が点在します。
1年目の枝は無毛です。
葉は倒卵形~倒卵状楕円形で、先端は尾状にとがり、基部に2個の蜜腺があります。
葉の両面はふつう無毛です。
葉の縁には鋭い重鋸歯があり、鋸歯の先の腺は不明瞭です。
葉柄は無毛です。
葉の展開と同時に開花します。
花は前年枝の葉腋につく散形花序に2~3個つき、淡紅色~白色の5弁花です。
花弁は広倒卵形~広楕円形です。小花柄は1~2.5cmです。
〔栽培〕増殖は挿し木、接ぎ木によります。
日当たりと水はけがよい場所を好みます。
庭植えで大木になって困る場合は、木の大きさをコントロールするため、布ポットで根が張るスペースを抑制するとよいです。
苗木のうちは株もとにワラを敷くなどして霜を防ぎます。
また、必要がなければむやみに枝を切らない方がよいです。
病虫害が多いため、注意が必要です。
〔備考〕マメザクラの矮小型とする説もあります。
名前
クモイザクラ(雲居桜)
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
タカネザクラ
植え付け(または播種)季節
1月、2月、3月、12月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
6月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:南アルプス北岳の亜高山帯)
形状
直立
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
蜜腺
花のつき方
散形花序
花弁の数
5
花の色
白、桃
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
高
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木、接木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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