ケブコウマメザクラ

サクラ属 ケブコウマメザクラ
学名： Cerasus ×mitsuminensis nothovar. apetaloides

〔基本情報〕チョウジザクラとブコウマメザクラの雑種と推定され、両者の中間的な性質をもつ落葉小高木。
葉は互生する単葉です。
花は白～淡い紅色の5弁花です。
チョウジザクラとは葉の鋸歯の先が鋭くとがる点、萼筒が円柱形で基部が膨らまない点、ブコウマメザクラとは1年目の枝に毛がめだち、葉柄にも毛が密生するなど全体に毛が多いことで区別できます。

〔来歴〕埼玉県武甲山でみつかりました。
〔栽培〕増殖は挿し木、接ぎ木によります。
日当たりと水はけがよい場所を好みます。
庭植えで大木になって困る場合は、木の大きさをコントロールするため、布ポットで根が張るスペースを抑制するとよいです。
苗木のうちは株もとにワラを敷くなどして霜を防ぎます。
また、必要がなければむやみに枝を切らない方がよいです。
病虫害が多いため、注意が必要です。