植物図鑑
イトハユリ
ユリ属
イトハユリ
学名:
Lilium pumilum
〔基本情報〕草地や疎林内にはえる高さ15~60cmの多年草。
地下に径4~5cmで卵形~円錐形の鱗茎をもちます。
鱗片は白色で苦味が少ないです。
葉は互生する単葉で密につき、長さ10cm、幅2~3mmの針形、全縁です。
茎の上部に総状花序を出し、径4~5cmの花が多数、下向きに咲きます。
花被片は6個あり、強く反り返ります。
花被片は強い光沢がある濃い橙赤色、内面には斑点はほとんどありません。
果実は蒴果です。
〔来歴〕日本へは1910年頃に渡来しました。
アジアティック・ハイブリッド系の親のひとつです。
〔栽培〕増殖は実生や鱗片挿しによります。
実生2年目で開花します。
日当たりと水はけがよい腐植質に富んだ土壌を好みます。
過湿を避け、排水と通風をよくするようにします。
冬は寒風が当たらないようにします。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与え、地植えの場合はひどく乾燥しないかぎり潅水は必要ありません。
肥料は元肥としてリン酸およびカリがメインの緩効性肥料を与え、春から開花期まではチッ素・リン酸・カリ等量の追肥をほどこします。
病虫害としてはウイルス病、腐敗病、アブラムシなどがあります。
名前
イトハユリ(糸葉百合)、coral lily
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国中北部、朝鮮半島北部、モンゴル、シベリア
形状
草丈・樹高
150〜600mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
赤、橙
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
球根
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
ウイルス病、腐敗病
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
29599
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