アクシバ

スノキ属 アクシバ
学名： Vaccinium japonicum var. japonicum

〔基本情報〕
林縁でみられ、高さ0.5～1mになる落葉低木。
若い枝は緑色で稜があります。
葉は互生する単葉で、長さ1.5～6cm、幅0.7～2.5cmの楕円形となり、質が薄く、裏面がやや白色を帯びます。
葉の縁には細かい鋸歯があります。
ごく短い葉柄があります。
葉腋に花が単生し、下向きに咲きます。
花は淡い紅紫色で、花冠は深く4裂して、裂片が渦巻き状に反り返ります。
雄しべは8本あり、花柱を取り巻いて、花の外に突き出します。
果実は径0.5cmの球形で、赤く熟します。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
発根率は悪いですが挿木も可能です。
実生の場合は完熟した果実を水洗いして果肉を取り除き、取り播きとするか、種子が乾燥しないよう湿らせたバーミキュライトなどに埋めて冷暗所で保存し、翌年の春に取りだして、播く前にもう一度よく水洗いをします。
水はけと水もちがよく、日向～半日陰で西日が当たらない環境を好みます。
酸性土壌を好みます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施すほか、花後のお礼肥として緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。