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植物図鑑

ツルコケモモ

スノキ属 ツルコケモモ
学名: Vaccinium oxycoccos

〔基本情報〕
寒冷地や高地の湿原でみられる常緑小低木。
細い茎が水苔の中を這い、節から根を出して広がります。
葉は互生する単葉で、長さ0.5~1.5cm、幅0.2~0.7cmの披針形~長楕円形で全縁、縁がやや裏側に巻き、裏面はやや白色を帯びます。
秋に黄葉します。
花は小枝の先に1~4個が束生し、細長い花柄の先に下向きに咲きます。
花柄には短毛がやや密にはえ、中ほどに2個の小苞があります。
花は淡い紅色で、花冠は深く4裂して反り返ります。
雄しべが花柱を取り巻きます。
果実は径1cmの球形で、赤く熟します。

〔利用〕
果実は食用のほか、北アメリカで民間薬としても利用されます。

〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿芽によります。
実生の場合は完熟した果実を水洗いして果肉を取り除き、取り播きとするか、種子が乾燥しないよう湿らせたバーミキュライトなどに埋めて冷暗所で保存し、翌年の春に取りだして、播く前にもう一度よく水洗いをします。
冷涼な地域が適し、暑さや乾燥に弱く、酸性土壌を好みます。
水苔単体か水苔にピートモスや鹿沼土を混ぜたものを使用し、半日陰で育てます。
水やりは乾燥に注意し、植え込み材の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
肥料は控えめがよく、元肥を施す以外は生育具合をみて春か秋に液肥を与えます。
病虫害は特にありません。

名前
ツルコケモモ(蔓苔桃)、swamp cranberry、bog cranberry、small cranberry
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
ヒメツルコケモモ
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
7月
実のなる季節
9月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州中部以北)、北半球寒帯
形状
匍匐
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
束生
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け、挿芽
日照条件
半日陰
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
酸性
耐候性
耐寒性、非耐暑性
用途適性
盆栽、鉢植、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21300
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