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植物図鑑

コケモモ

スノキ属 コケモモ
学名: Vaccinium vitis-idaea

〔基本情報〕
亜高山帯~高山帯のハイマツ林や乾いた草地でみられ、ガンコウランやミネズオウなどと群落をつくることが多い常緑小低木。
茎の下部は地を這い、上部で立ち上がって高さ5~15cmになります。
葉は互生する単葉で、長さ0.8~2.5cm、幅0.5~1.2cmの長楕円形で革質、葉先はまるく、表面には光沢があり、裏面には淡い黒点がまばらにあります。
葉の縁はやや裏側に巻き、少数の細かい鋸歯があります。
枝先に総状花序を出し、3~8個の花が下向きに咲きます。
花冠は白~淡いピンク色、長さ0.6cmほどの鐘形で、先が浅く4裂して反り返ります。
雄しべは8個です。
果実は径0.5~0.7cmの球形で、赤く熟し、甘酸っぱく、食べられます。

〔利用〕
果実は食用にされます。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
冷涼な地域が適し、日向で風通しがよく西日が当たらない場所で、水はけのよい肥沃な酸性土壌を好みます。
夏は半日陰で風通しのよい場所に置き、涼しく過ごさせます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与え、高温多湿にならないよう注意し、夏は気温の下がる夕方以降に与えるようにします。
肥料は控えめでよく、元肥を施す以外は生育具合をみて春か秋に緩効性化成肥料か液肥を施し、真夏に肥料が残らないようにします。
病虫害は特にありません。

名前
コケモモ(苔桃)、ヒロハコケモモ(広葉苔桃)、リンゴンベリー、lingonberry、partridgeberry、mountain cranberry、cowberry
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
6月、7月
実のなる季節
7月、8月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州、四国、九州)、北半球寒帯
形状
匍匐
草丈・樹高
50〜150mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
酸性
耐候性
耐寒性、非耐暑性
用途適性
グランドカバー、ロックガーデン、鉢植、公園・庭園、コンテナ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21302
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