食いしん坊の私が大好きな食べ物のひとつがピザ。数年前、友人に手作りピザをご馳走してもらう機会がありました。ピザ作りからお手伝いしたのですが、その時「へぇ、こんなに簡単で、こんなにおいしくなるんだ!」と感心したピザソースのレシピ。
それまで、私は、ピザソースといえば市販のソースしか使ったことがなく、自分で作れるなんて思っていなかったのですが、彼女のレシピは実にシンプル。
使ったのは、ケチャップとオレガノのみ。ピザ生地の上に、ケチャップを広げて塗り、ドライのオレガノをぱらぱらと振りかけるだけ。トッピングもトマト、ベーコン、チーズとシンプル。どの素材もオレガノとの相性抜群で、それまでに味わったことがないようなおいしいピザでした。
これなら私にも作れる、とそれ以来、わが家の定番レシピになっています。
オレガノも、彼女の家の庭で収穫しているものと聞き、思わず、その場で株を少し分けてもらいました。わが家の庭に植えるとすぐに根付き、今では青々と葉を茂らせてくれています。
その時教えてもらったのが、オレガノは、生より乾燥させて使う方が効果的ということ。オレガノの香りは、乾燥させた方が強くなるのが特徴です。花が咲く時期は、香りが一段とよくなるので収穫のベストシーズン。
生で食べると少し苦みがあるオレガノですが、乾燥させて粉末状にして使えば、苦みがなく香りだけがしっかり楽しめます。
収穫してすぐに使いたい場合は、電子レンジで、まず30秒、その後10秒ずつ様子を見ながら数回チンすれば、きれいな色のまま乾燥させることができます。ただし、電子レンジの中で香りが飛ぶので、普通に乾燥した場合より香りが弱くなるような気がします。
ピザ生地を作る手間が面倒な時は、パンで代用しても、オレガノの風味がきいたピザトーストが食べられますよ。時間のない朝にもぴったりです。
ところで、ピザには、「マルゲリータ」などバジルを使うレシピもあります。その場合は、オレガノは使わないほうがよいそう。どちらも個性的な香りなので、香りを楽しむためにはどちらか片方にしておいた方がよいのだとか。覚えておくと、ピザがもっとおいしく食べられますね。
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(エバーグリーン編集部 まえだようこ)
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