12月は、時間が経つのがあっという間でほんとうに慌ただしいですね。クリスマスを過ぎれば、以前作ったアドベントクランツも、もうお役御免。でも、処分するのはちょっと待ってください。ろうそくの足元に挿したコニファーやハーブがまだ元気なら、捨ててしまうのもちょっとかわいそう。すぐにやってくるお正月に向けて、変身させて飾ってみませんか?
まずは、ろうそくと元気がなくなった植物を外して、作業開始。残ったグリーンの植物に、ローズマリー、南天、ユリオプスデージーなどを加えていきます。
ローズマリーは、松の代用。日本では、お正月と言えば年神様を迎えるための門松を飾る習慣がありますが、あいにくわが家には松の木がありません。そこで、思いついたのがローズマリーです。ローズマリーは、ヨーロッパでは古くから魔除け、厄除けとして使われているハーブ。松と同じように、一年中葉を落とすことなく冬でも美しい緑を保っています。そこで、私は来る年も平安に過ごせるようにとの願いを込めて、ローズマリーを使いました。
「難を転じる」という意味をもつ縁起物の南天は、一年前から気にかけていたおかげか、たくさん実をつけてくれました。そして、色鮮やかなキク科のユリオプスデージー。彩りにパンジーも少し入れてみました。
私が使ったのは、わが家の庭にあったこれらの材料だけ。フラワーアレンジは、まったく素人の私が和洋折衷の材料で作りましたが、なんとなくお正月らしい飾りになりました。もしご家庭にランなどが咲いていれば、加えるともっと華やかなフラワーアレンジメントになりそうです。
ハーブスプレーで大掃除を済ませて、お花の飾りもクリスマス用からお正月用に変えて、新年も草木花に囲まれて気持ちのよい一年を過ごせるといいですね。
エバーグリーン編集部オススメサイト
- クリスマスに松のツリー。来年はチャレンジしてみたいです。
- 一年前から気にかけていた南天です。
「実がたくさんついている南天は日当たりがよい場所にある?」(エバーグリーン)
- お正月の松は、準備の仕方も特別です。
- これはカワイイ! ぜひ真似してみたい正月飾り。
しめ縄風正月飾りをローズマリーと南天で作る(黒くまのガーデニング始めました)
(エバーグリーン編集部 まえだようこ)
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