植物図鑑
シコタンソウ
ユキノシタ属
シコタンソウ
学名:
Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis
〔基本情報〕
亜高山~高山の日当たりのよい岩礫地にはえる多年草。
根茎がよく枝分かれしてマット状に広がり、大きな株になります。
茎は短く、紅紫色を帯びます。
葉は密に互生する単葉で、長さ0.6~1.5cmほどの披針形で肉厚、葉先に刺状の毛があり、縁にも剛毛がはえます。
高さ3~12cmの花茎が立ち上がり、集散花序に2~10個の花がつきます。
花は径1cmほどの白~黄白色の5弁花で、花弁の中央に黄色、上部に紅色の斑点があります。
雄しべは10本です。
果実は広卵形の蒴果です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
冷涼な環境を好みます。
水はけと風通しのよい乾燥した場所で育てます。
日当たりを好みますが、暖地では夏の直射日光や長雨にあたらないよう半日陰の風通しのよい場所に移すとよいです。
水やりは多湿にならないよう注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与え、夏は控えめにします。
施肥は元肥を少量施すほか、春先に緩効性肥料を置き肥し、夏に肥料が残らないようにします。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
色丹島ではじめて採集されたことから名がつきました。
名前
シコタンソウ(色丹草)、レブンクモマグサ(礼文雲間草)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、10月、11月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州中部以北)、サハリン、南千島
形状
草丈・樹高
30〜120mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
5
花の色
黄白、白
花径
10
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
ロックガーデン、鉢植
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
22670
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