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植物図鑑

ツノナス

ナス属 ツノナス
学名: Solanum mammosum

〔基本情報〕
高さ1~2mになる多年草または亜低木ですが、寒さや霜に弱いため、一年草として扱われます。
全体に細かい毛がはえ、茎や葉脈上に鋭い刺もありますが、刺のない系統も栽培されます。
葉は互生する単葉で、不規則に切れ込む広卵形となり、葉脈がめだちます。
花は葉腋から出る集散花序に数個つき、花冠は青紫色で星形に5裂し、花冠裂片は強く反り返ります。
果実は長さ5cmほどで、先端と基部に突起がある独特な形となり、黄色く熟します。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
発芽適温が20~25℃と高いですが、果実はなってから色づくまで時間がかかるため、播種が遅くなると果実が色づく前に枯れることがあります。
日当たりと水はけ、水もちのよい肥沃な土壌を好みます。
10号以上の大きな鉢か大型のプランターで育てます。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は生育期間中、果実が熟すまで緩効性化成肥料を施します。
チッ素分が多い肥料では葉ばかり茂って花が咲きにくくなるので、3成分等量かチッ素が少なめのものを使用します。
初夏に摘心し、脇芽がのびてきたら数本だけ残して他は切り取り、一株あたりの着果数をコントロールします。
果実がなったら、果実に影を落とす葉を摘みとると、よく日が当たってきれいに色づきます。
草丈が高くなるので支柱を立てます。
病虫害としてはうどんこ病、アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニなどがあります。

名前
ツノナス(角茄子)、フォックスフェイス、カナリアナス、キツネナス(狐茄子)、nipplefruit、fox head、cow's udder、apple of Sodom
生活型
一年草、多年草、亜低木
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月
花咲く季節
7月、8月、9月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
熱帯アメリカ
形状
草丈・樹高
1000〜2000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
青、紫
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、切花
ハーディネスゾーン
11a〜12b
病害
うどんこ病
虫害
アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19753
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