サルビア シナロエンシス

アキギリ属 サルビア シナロエンシス
学名： Salvia sinaloensis

〔基本情報〕
高さ30～60cmになる常緑多年草～亜低木。
地下茎を出して横に広がり、草丈と同じくらいの株幅になってよく茂ります。
茎は紫色を帯び、密に毛がはえます。
葉は対生する単葉で、披針形～長楕円形となり、縁にはまるく低い鋸歯があります。
葉は紫色を帯び、冬には紅葉します。
葉には甘い香りがあります。
花は輪散花序につき、濃い青色の唇形花で、下唇に白色で線状の斑紋が2本あります。
萼は紫色を帯び、花後も長く残ります。

〔栽培〕
増殖は株分け、挿木によります。
-10℃近くまで耐え、冬に地上部が枯れても根が凍らなければ春にまた芽吹きます。
凍結が心配な場合は地植えでは切り戻して株元に藁を敷くなど防寒をほどこし、鉢植えは室内に取り込みます。
日向～明るい半日陰で水はけのよい肥沃な場所を好みます。
日当たりが悪いと徒長して軟弱になることがあり、花つきや紅葉の発色も悪くなります。
水やりは鉢植えの場合は春～秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えの場合は春と秋に緩効性肥料を置き肥してもよいです。
丈夫ですが、夏に株が蒸れると内側や下の葉が枯れることがあるので、込み合う枝をすいて風通しをよくします。
病虫害は特にありません。