植物図鑑
サルビア ファリナセア
アキギリ属
サルビア ファリナセア
学名:
Salvia farinacea
〔基本情報〕高さ60cmになる多年草。
冬の寒さで枯れる地域では一年草として扱われます。
葉は対生する単葉で、長さ8cmほどの卵形~長楕円形、表面は無毛で、縁はほぼ全縁かわずかに鋸歯があります。
長い葉柄をもちます。
茎先に長さ30~40cmの輪散花序を出し、数多くの花を密につけるため、花序全体は穂状にみえます。
花は青紫色の唇形花です。
花序や萼が白粉に覆われます。
〔栽培〕増殖は実生、挿芽によります。
播種は発芽に20℃程度の温度が必要なので気温の上がる4月下旬以降におこないます。
発芽に光を必要とする好光性をもつので、播種は播種用の用土におこない、土で覆わずに、土を乾かさないよう底面給水をおこないます。
霜にあたらなければ戸外越冬可能で、冬に地上部が枯れても凍結しなければ春にまた芽吹きます。
凍結が心配な場合は地植えでは株元に藁を敷くなど防寒をほどこし、鉢植えは室内に取り込みます。
日当たりと水はけのよい肥沃な弱酸性土を好みます。
日当たりが悪いと徒長して軟弱になることがあり、花つきも悪くなります。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
水切れをおこすと花や葉が落ちる原因となります。
施肥は真夏以外、月に1回緩効性肥料を施すか、一週間~10日に一度液体肥料を施します。
咲き終わった花穂は切り取ります。
花後に短く刈り込み風通しをよくすることで、秋に再び成長して花がみられます。
病虫害は特にありませんが、アブラムシやハダニ、ヨトウムシがつくことがあります。
名前
サルビア ファリナセア、ブルーサルビア、ケショウサルビア(化粧サルビア)、mealycup sage、mealy sage
生活型
一年草、多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
アメリカ合衆国南部~メキシコ
形状
草丈・樹高
600mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
全縁、鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
輪散花序
花弁の数
花の色
青、紫、白
花径
花序の長さ
300〜400
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
酸性
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
8a〜10b
病害
虫害
アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
16053
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