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植物図鑑

シャクヤク

ボタン属 シャクヤク
学名: Paeonia lactiflora

〔基本情報〕
高さ50~90cmの多年草。
紡錘状の根をもちます。
葉は互生する長さ20~40cmの1~2回3出複葉で、小葉は3つに裂けることが多いです。
枝の先端に大きな花を単生させます。
花は径10cmほどで上向きに開き、白色~淡い紅色ですが、園芸品種には濃紅色までの幅が見られ、径18cmになる大輪花もあります。
雄しべは黄色く、よく目立ちます。
花には芳香があります。
園芸品種は花の形によって一重咲き、アネモネ咲き、半八重咲き、八重咲きなどに分類されます。

〔来歴〕
中国では紀元前にはすでに薬草として栽培され、晋の時代(265~316)には仏前の供花として品種名も記載され、宋代(960~1279)になると、8階級34品種の記録があらわれます。
日本には古くに薬用植物として伝わり、江戸時代中期までに100品種以上が作られました。

〔利用〕
根を薬用とします。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
太い根を切らないように注意し、3~4個の芽をつけた株に分けます。
日当たりと水はけ、水もちがよい肥沃な土壌を好みます。
風通しがよく、夏の強い西日や乾燥を避けられる場所で育てます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、水切れに注意します。
地植えの場合は極端に乾燥しないかぎりは特に潅水は必要ありません。
肥料が不足すると花つきが悪くなるので、施肥は元肥のほか早春、開花後、秋に緩効性化成肥料を施します。
病虫害としてはウイルス病、灰色かび病、うどんこ病、ネコブセンチュウ、アブラムシ、ヨトウムシなどがあります。

名前
シャクヤク(芍薬)、エビスグサ、ピオニー、Chinese peony、common garden peony
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
ボタン
植え付け(または播種)季節
9月、10月
花咲く季節
5月、6月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
チベット東部~中国北部、シベリア東部
形状
分枝
草丈・樹高
500〜900mm
葉の形
3出複葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
単生
花弁の数
花の色
赤、桃、白
花径
100〜180
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
ウイルス病、灰色かび病、うどんこ病
虫害
ネコブセンチュウ、アブラムシ、ヨトウムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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