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植物図鑑

チューリップ

チューリップ属 チューリップ
学名: Tulipa

〔基本情報〕野生では150種ほどが知られる球根性多年草。
非常に多くの園芸品種があり、栽培の歴史や生産、取引等流通の面からみても世界的にもっとも重要な球根植物のひとつです。
地下に鱗茎をもちます。
葉は線形、卵形または披針形でロゼット状に互生します。
鱗茎から1本だけ出る茎の先に1~数個の花を上向きまたは横向きにつけます。花冠は鐘状~漏斗形で、6弁、花被の内側の基部には斑紋があるものが多いです。
園芸品種は古いものを含めると8,000種類もあったとされますが、現在では絶えてしまったものも多数あります。開花期と花の形から11系統があり、これに野生種系統4つをあわせた15系統が現在の園芸的なチューリップの分類となります。

〔来歴〕アラブ諸国では古くから栽培されていましたが、ヨーロッパへは16世紀にトルコから紹介されました。17世紀のオランダを中心にチューリップ狂時代といわれる大ブームが起こり、球根が法外な投機の対象となり、ヨーロッパ経済が大混乱に陥ったことがあります。
日本には江戸時代後期に渡来しましたが、栽培が本格化したのは1919年新潟県小合村においてです。

〔栽培〕増殖は分球によります。排水のよい砂質地土壌を好みますが、一般家庭で栽培する場合あまり気にする必要はありません。また酸性を嫌うので中性に保ちます。高温多湿に弱いので夏は球根を堀上げ乾燥貯蔵する必要があります。

名前
チューリップ、ウコンコウ(鬱金香)、ウッコンコウ、tulip
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
10月、11月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
東-中央アジア;北アフリカ
形状
草丈・樹高
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
単生、集散花序
花弁の数
花の色
白、赤、紫、黄、桃、橙、複色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
球根
苗の流通時期
繁殖方法
球根
日照条件
日向
水分の必要性
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
灰色かび病
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14549
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