[アイスチューリップ]花めぐり12月号|園芸通信|エバーグリーン

      [アイスチューリップ]花めぐり12月号|園芸通信|エバーグリーン はコメントを受け付けていません

アイスチューリップ

冬にチューリップ開花? と耳を疑うような花便りが届きます。冬咲きのチューリップはアイスチューリップとも呼ばれ、12~1月に咲く花を楽しむもの。気温が低い時期に咲くので花持ちは抜群で、なんと1カ月以上も咲くこともあるとか。なぜ春の花がこんなに早く開花するのでしょう。それは球根を一度ポットに植え付けて根を成長させた後、そのポットごと大きな冷蔵施設に長期間入れて出芽を抑えているから。冷蔵施設から取り出して自然の温度環境にすると、チューリップは「春が来た!」と勘違いして花を咲かせるのですね。年末年始に合わせてライトアップが楽しめる施設も多いので、ゆっくり出掛けてみてはいかがでしょうか。

 


 

ふなばしアンデルセン公園

デンマークの牧歌的風景を象徴する風車とアイスチューリップ。ふなばしアンデルセン公園らしい冬景色

デンマークの牧歌的風景を象徴する風車とアイスチューリップ。ふなばしアンデルセン公園らしい冬景色

千葉県船橋市の市制施行50周年を記念して造られたワンパク王国が前身のふなばしアンデルセン公園。船橋市が、世界的な童話作家H.C.アンデルセンの誕生の地、デンマーク王国オーデンセ市と姉妹都市協定を結んでいることからその名が付けられました。近年、人気のテーマパークとして上位にランキングされたことは有名で、子どもから大人まで自然の中で伸び伸びとした時間が過ごせる総合公園。季節を問わず、園内には常時100種類5万株の草花が楽しめ、「花と一緒に遊べる」と子どもたちに人気の「花めいろ」のほか、園内の樹木や草花には、樹木名板が取り付けられ、気軽に植物に親しめる工夫も。冬になるとパンジーやストックで彩られるほか、真冬に咲くチューリップとして約4万球のアイスチューリップは見応え十分。いつ訪れても自然あふれる夢のある公園として思いっきりリフレッシュできるでしょう。

色とりどりの花が咲くアイスチューリップのめいろ

色とりどりの花が咲くアイスチューリップのめいろ

メルヘンの丘ゾーンにある噴水とアイスチューリップ。周りの樹木が葉を落とした後にかわいらしい花がにぎわいを見せる

メルヘンの丘ゾーンにある噴水とアイスチューリップ。周りの樹木が葉を落とした後にかわいらしい花がにぎわいを見せる

アイスチューリップならではの雪をまとった花景色。寒い時期は花持ちがよい

アイスチューリップならではの雪をまとった花景色。寒い時期は花持ちがよい

イベント広場で見られたアイスチューリップ。積雪のあった日でも蕾の開花が待ち遠しい

イベント広場で見られたアイスチューリップ。積雪のあった日でも蕾の開花が待ち遠しい

 

ふなばしアンデルセン公園 施設概要

〒274-0054
千葉県船橋市金堀町525番
電話番号:047-457-6627

  • 休園日:月曜日(祝日、春・夏・冬休み期間は開園)、12月29日~1月1日
  • 開園時間:9:30~16:00、4月8日~10月31日の土・日・祝日と3月20日~4月7日、6月15日、7月20日~8月31日の全日は9:30~17:00
  • 入園料:一般900円、高校生600円、小・中学生200円、幼児(4歳以上)100円
  • 駐車場:有料駐車場あり
  • アイスチューリップの見ごろ:12月下旬~1月下旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
  • イベント:チューリップまつり 1月2日~31日
  • サカタ友の会特典:特典なし

 

ふなばしアンデルセン公園

 


 

江の島サムエル・コッキング苑

冬の凜とした空気の中でアイスチューリップは美しい花形を保つ

冬の凜とした空気の中でアイスチューリップは美しい花形を保つ

江の島サムエル・コッキング苑は、明治時代の英国人貿易商 サムエル・コッキングに由来した和洋折衷で南国ムードあふれる植物園として、四季折々の花や樹木が楽しめます。1882年にサムエル・コッキングが現在地に植物園を造営、南洋植物を持ち込み、温室を造り、回遊式庭園の様式に整えた形を、現在も垣間見ることができます。現在の形になったのは2003年の大規模リニューアルから。早春のツバキ、春と秋のバラなど見事な開花を迎える植物が育つほか、冬は2万球のアイスチューリップが「江の島ウインターチューリップ」として来園者を魅了します。苑内にそびえ立つ江の島シーキャンドル(展望灯台)のライトアップイベント「湘南の宝石」と合わせて、チューリップの花が冬の澄んだ空気に浮かび上がります。数万球の明かりに照らされるチューリップは大人の雰囲気をまといます。

苑内のゲートをくぐった広場にアイスチューリップが咲きそろう

苑内のゲートをくぐった広場にアイスチューリップが咲きそろう

数万球のLED電球によって夜、美しく浮かび上がるチューリップ

数万球のLED電球によって夜、美しく浮かび上がるチューリップ

江の島シーキャンドルから360度の範囲につるされるイルミネーション「光の大空間」

江の島シーキャンドルから360度の範囲につるされるイルミネーション「光の大空間」

江の島サムエル・コッキング苑の入り口を入ると光のトンネル「湘南シャンデリア」が続く

江の島サムエル・コッキング苑の入り口を入ると光のトンネル「湘南シャンデリア」が続く

江の島サムエル・コッキング苑 施設概要

〒251-0036
神奈川県藤沢市江の島2丁目3番地28
電話番号:0466-23-2444(江ノ島遊園事業所)

  • 休苑日:無休(荒天時は休みの場合あり)
  • 開苑時間:9:00~20:00(入苑は19:30まで)※変更日あり
  • 入苑料:大人200円、小人100円
  • 駐車場:江の島島内の有料駐車場を利用(提携なし)
  • アイスチューリップ(江の島ウィンターチューリップ)の見ごろ:12月下旬 ~1月下旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
  • イベント:湘南の宝石 2017年11月25日~2018年2月18日、平日および年末年始17:00~20:00まで(最終入苑は19:30)、土・日・祝日および12月23日~30日17:00~21:00(最終入苑は20:30)
  • サカタ友の会特典:特典あり 江の島島内「江の島エスカー」全区間料金割引(大人360円→3 20円)、苑内併設の「江の島シーキャンドル(展望灯台)」入場 料割引(大人300円→270円)

 

江の島サムエル・コッキング苑

 


 

くりはま花の国

冬に見られる色とりどりのチューリップに人の目も足も止まる

冬に見られる色とりどりのチューリップに人の目も足も止まる

JR「久里浜」駅、京浜急行「京急久里浜」駅から徒歩15分ほどの距離にある、地形を生かした都市公園 くりはま花の国。名前の通り緑豊かな自然の中で四季折々の花を楽しむことができます。中でも春のネモフィラやポピー、秋のコスモスが織り成す100万本といわれる花畑は有名。一面を鮮やかな花が覆い尽くす景色に圧巻されることでしょう。このほか、130種のハーブが育つハーブ園や足湯処「湯足里(ゆったり)」をはじめ、冒険ランド、アーチェリー場、エアーライフル場、パークゴルフ場など子どもも大人も楽しめるエリアがそろいます。冬になると皇帝ダリア、アイスチューリップやツバキなどが園内を彩ります。特に2000球のアイスチューリップは東京湾を眺められるレストラン ロスマリネスを華やかに演出。日本スイセンやナノハナなど早春の花々と共にのんびり一日過ごしてみて。

東京湾を行き交う船や房総半島を望みつつ、アイスチューリップも楽しんで

東京湾を行き交う船や房総半島を望みつつ、アイスチューリップも楽しんで

海を眺めながら食事ができるレストランの周辺もアイスチューリップで華やかに

海を眺めながら食事ができるレストランの周辺もアイスチューリップで華やかに

毎春、人気のポピーまつりが開催され、アイスランドポピーやシャーレーポピーなどが楽しめる

毎春、人気のポピーまつりが開催され、アイスランドポピーやシャーレーポピーなどが楽しめる

秋にはコスモスが100万本咲き誇り、コスモスまつり最終日には無料花摘み大会も行われる

秋にはコスモスが100万本咲き誇り、コスモスまつり最終日には無料花摘み大会も行われる

くりはま花の国 施設概要

〒239-0832
神奈川県横須賀市神明町1番地
電話番号:046-833-8282

  • 休園日:なし(園内施設は休業日あり)
  • 開園時間:24時間(園内施設は営業時間あり)
  • 入園料:無料(一部有料施設あり)
  • 駐車場:有料駐車場あり
  • アイスチューリップの見ごろ:1月上旬 ~2月下旬(開花状況は気温により変動するため事前にご確認ください)
  • サカタ友の会特典:特典なし

 

くりはま花の国

 

 

情報提供:株式会社サカタのタネ

 

 

 

 


デンマークの牧歌的風景を象徴する風車とアイスチューリップ。ふなばしアンデルセン公園らしい冬景色