植物図鑑
コショウハッカ
ハッカ属
コショウハッカ
学名:
Mentha × piperita
〔基本情報〕
高さ30~90cmになる多年草。
根茎で増え広がります。
無毛で、しばしば全草が紫色を帯びます。
また、全草にさわやかな香りがあります。
茎の断面は四角形です。
葉は対生する単葉で、長さ4~9cm、幅1.5~4cmの披針形~披針状卵形です。
葉の縁には鋸歯があります。
茎先に長さ5~8cm、幅1.2~1.8cmで穂状の輪散花序を出します。
花は2唇形で4裂し、藤桃色です。
〔来歴〕
ヌマハッカ(Mentha aquatica/ウォーターミント)とミドリハッカ(M. spicata/スペアミント)の雑種です。
〔利用〕
ハーブとしてよく栽培され、ハーブティーやポプリ、料理の香りづけ、入浴剤などに利用します。
葉から抽出された精油が香料や薬用とされます。
またガムや歯磨き粉の香りとして有名です。
〔栽培〕
増殖は株分け、挿し芽によります。
日当たり~明るい日陰でやや湿り気のある水はけがよい土壌を好みます。
丈夫で、地下茎をのばして広がるため、庭植えの場合、増殖しすぎないようにするには地下に枠をつくる方がよいです。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料は特に必要なく、与えすぎると香りが弱くなります。
耐乾性が強く、高温多湿にも耐えますが、枝が混みあうと蒸れて病気が発生することがあります。
名前
コショウハッカ(胡椒薄荷)、ペパーミント、セイヨウハッカ(西洋薄荷)、peppermint
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ~西アジア
形状
草丈・樹高
300〜900mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
輪散花序
花弁の数
花の色
紫、桃
花径
花序の長さ
50〜80
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け、挿芽
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
花壇、公園・庭園、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
薬用、食用、飲用、精油、ポプリ、浴用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
28123
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