ハッカ

ハッカ属 ハッカ
学名： Mentha canadensis

〔基本情報〕
湿地や溝の脇などにはえる高さ20～50cmになる多年草。
茎や葉に毛がはえ、全草に強い香りがあります。
茎の断面は四角形です。
葉は対生する単葉で、長さ2～8cm、幅1～2.5cmの長楕円形～狭楕円形で、葉の両面に毛がはえます。
葉の縁には鋸歯があります。
葉柄は0.5～1.5cmです。
茎先に輪散花序を出します。
花は2唇形で4裂し、淡い紫色です。

〔利用〕
ハーブとして栽培され、ハーブティーやポプリ、料理の香りづけなど利用されます。
薬用にされるほか、精油はハッカ油として有名です。

〔栽培〕
増殖は株分け、挿し芽によります。
日当たり～明るい日陰でやや湿り気のある水はけがよい土壌を好みます。
丈夫で、地下茎をのばして広がるため、庭植えの場合、増殖しすぎないようにするには地下に枠をつくる方がよいです。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料は特に必要なく、与えすぎると香りが弱くなります。
耐乾性が強く、高温多湿にも耐えますが、枝が混みあうと蒸れて病気が発生することがあります。