ギンレイカ

オカトラノオ属 ギンレイカ
学名： Lysimachia acroadenia

〔基本情報〕
山地の湿り気のある場所でみられる高さ30～70cmの多年草。
横に這う地下茎をもちます。
茎には稜があり、直立して、上部で枝分かれします。
茎の上部や花序に腺毛がまばらにはえます。
葉は互生する単葉で、葉柄を含めて長さ5～14cm、幅1～3cmの広披針形～広線形となり、葉の裏面に赤褐色の点が散らばります。
葉の基部は次第に細くなって、翼のある葉柄に流れます。
茎先に総状花序を出し、10～30個の花をつけます。
花は赤みを帯びた白色、花冠は5裂しますが、あまり開きません。
萼や花柄に腺毛がまばらにはえます。
花には糸状の苞があります。
花柄は開花期には長さ0.3～0.6cmでやや下を向きますが、果実期には長さ1～1.5cmに伸びて斜め上を向きます。
果実は径0.5cmで球形の蒴果で、花柱が残ります。